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弁護士ブログ 2021年3月アーカイブ
スクールロイヤーとして(R3.3)
第1 はじめに
当事務所では,竹口弁護士が,スクールロイヤーとしての活動を行っております。
当事務所が所在する佐世保市内での活動であったり,長崎県全体での活動であったり,様々な活動をしております。
対象となる学校については,小学校・中学校・高等学校等,いずれの学校についても活動させていただいております。
第2 具体的な活動内容について
具体的な活動として,まず,学校内(小学校・中学校・高等学校等)で発生したトラブルやご相談ごとについて,学校や先生方,教育委員会からご相談を受けてアドバイスをさせていただいております。
また,講演のお話をいただくことも多く,各種講演活動を行っております。
その他,スクールロイヤーの活動そのものではありませんが,日頃より,様々な立場の方々から学校に関わるご相談をお受けし,弁護士としてアドバイスをさせていただいております。
第3 学校に関わるご相談について
学校内で発生する相談ごととしては,例えば,生徒(児童)同士の間で発生した問題,生徒(児童)と教員の間で発生した問題,保護者と教員(ないし学校)との間で発生した問題,教員間で発生した問題,学校と教員の間で発生した問題,学校と業者との間で発生した問題,地域住民と生徒(児童)ないし学校等との間で発生した問題等,様々です。
ひとことに「学校」といっても,教員・生徒(児童)・保護者・地域住民・業者等,関係者は多数に及びますし,その関係者も定期的に入れ替わりますので,関係者の数が本当に多いというのが大きな特徴だといえます。
スクールロイヤーとして,当事務所としては,まずは生徒(児童)の健全な育成のためにということを意識しながらも,そのために学校や教員の方々がどのようなことに注意して子どもたちに向き合うべきかということをお話させていただいております。
また,子どもたちの健全な育成のためには,教員の方々が安心して業務に取り組むことができる環境でなければ,目的を全うすることはできないと考えております。
そのような意味で,当事務所としては,スクールロイヤーとして,教員の方々が安心して業務に取り組むことができるよう,アドバイスをさせていただいております。
最も大事なのは,学校や教員の方々が,悩みごとを抱えたときに,ひとりで悩むのではなく,スクールロイヤーにすぐにご相談いただくことだと思っています。
もちろん,悩みごとの中には,法律問題もあれば,法律問題ではない問題もあります。
特に学校現場では,必ずしも法律問題とは言い切れない問題も数多く発生します。
スクールロイヤーは弁護士(法律家)ではありますが,「こんなことを弁護士(スクールロイヤー)に相談してもいいのか」とか,「法律問題か分からないから相談するのをやめよう」とか,考える必要はありません。
もし学校現場で悩みごとが発生した場合は,すぐにスクールロイヤーにご相談ください。
スクールロイヤーとしては,トラブルが拡大しないように,法律問題であれば法律問題としてアドバイスを行いますし,もし法律問題でなければ法律問題に発展しないようなアドバイスを行います。
また,スクールロイヤー(弁護士)以外のアドバイスも必要な場合は,他の機関や人的資源にも協力してもらうなどして,対応を考えます。
学校現場の問題が発展してしまったばかりに,大変な状況になってしまうケースもありますので,何事も,早めのご相談をお勧めします。
第4 講演等について
当事務所では,スクールロイヤーとして,各種講演活動を行っております。
生徒や児童向けの講演を行うこともありますし,教員の方々向けの講演も行うこともあります。
生徒(児童)に対する講演の内容としては,対象となる生徒(児童)が小学生・中学生・高校生のいずれであるか等によって内容は変わりますが,例えば高校生であれば,社会に出た後にどのようなことに気を付けるべきかといった内容を,弁護士(法律家)としてお話させていただいたりしております。
教員の方々に対する講演の内容としては,校長先生向け,管理職以上の教員向け,現場の教員向け,あらゆる教員向け等によって様々ですが,トラブル類型に応じた内容のお話をさせていただいたり,スクールロイヤー制度とは何かといった内容でお話をさせていただいたり,様々です。
講演をお受けする場合,原則としては若干の交通費や講演料が発生しますが,金額についてはある程度柔軟に対応可能です。
第5 最後に
スクールロイヤー制度は,全国的にも導入が進んでいる制度であり,長崎県内でも,その取り組みがすでに開始されております。
当事務所では,スクールロイヤーとしての経験を生かして,今後も長崎県内の皆様のために業務に取り組んでいきたいと考えております。
(竹口・堀法律事務所) 2021年3月13日 13:22
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