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弁護士ブログ 2021年9月アーカイブ

新型コロナウイルス感染拡大による企業経営への影響(R3.9)

 国内で特に昨年より続いている,新型コロナウイルス感染拡大による影響ですが,ここ長崎県佐世保市においても,大きな影響があります。
 
 特に,2021年(令和3年)8月頃には,これまでとは比較にならないほどの感染者急増により,長崎県としての緊急事態宣言,佐世保市としての緊急事態宣言に加えて,国のまん延防止等重点措置が適用されることとなりました。
 長崎県では「ステージ5」,佐世保市も「感染レベル5」となってしまいました。
 
 新型コロナウイルスの影響について,佐世保の地域としては,たび重なる経済活動への制限や人的移動への制限により,企業が売り上げ減少をはじめとして大きな打撃を受けることや,感染拡大の更なる長期化が事業者の不安をさらに増幅させるものと懸念されております。
 
 一方で,治療薬の開発やワクチン接種が進むことにより,今後はウィズコロナ下での経済再開の動きが活発となることが期待されています。
 
 佐世保市では,企業の事業継続に資する資金繰り支援や給付金等申請サポート等も行われきましたが,当事務所としても弁護士(法律事務所)としてご支援・ご協力することができる点があると思いますので,企業として悩まれていること等がございましたら,お気軽にご相談ください。

佐世保商工会議所の改修に伴う仮事務所への移転(R3.9)

 佐世保商工会議所は,佐世保の地域経済発展等のために設置されております。
 
 そして,佐世保商工会議所本所の事務所は,昭和46年,佐世保市港町に建設され,業務を行ってきましたが,その後約50年が経過し,建物の老朽化が進んでいること等から,この度,建物の大規模改修工事を行うこととなりました。
 
 ◆現在の事務所の住所等は以下のとおりです。
 
 〒857-8577 佐世保市湊町6-10
 電話 0956-22-6121
  FAX 0956-25-8616 
 
 ◆改修工事に向けた今後のスケジュールは,以下の予定とのことです。
 
 2021年(令和3年)10月4日(月) 移転作業のため臨時休業
            10月5日(火) 仮移転先で業務再開
 2022年(令和4年) 4月から5月頃 改修工事終了,本所事務所で
                     業務再開予定
 
 ◆仮事務所の住所等は以下のとおりです。
 
 〒857-8577 佐世保市松浦町2-13
  ※旧 十八親和銀行佐世保中央支店
  ※駐車場はありませんので,隣接の有料駐車場をご利用ください。
 電話 0956-22-6121
  FAX 0956-25-8616
 
 今回改修される佐世保商工会議所の建物は,当事務所の弁護士にとっては,佐世保商工会議所,税務相談所,佐世保青年会議所佐世保商工会議所青年部,その他地域活動等でもお世話になってきた場所です。
 各種行事や会議等のために,何度も足を運びました。
 
 そのため,改修されるということで少し寂しく思う部分もありますが,改修後の建物に入るのが楽しみでもあります。
 
 なお,仮事務所は三ヶ町アーケードの中ですが,現在の事務所のすぐ近くで,歩いて数分もかからない距離にあります。

九州・長崎IR誘致について(R3.9)

 当事務所では,地域の皆様を中心として法的サービスを提供するとともに,各種地域活動等にも携わっております。
 
 佐世保の地域として注目されている事項のひとつとして,「九州・長崎IR誘致」という事項があります。
 
 長崎県佐世保市へのIR誘致が目指されているについてはすでに皆さんある程度ご存じだと思いますが,地元の経済界を中心として,誘致が目指されております。
 地域の経済団体として佐世保商工会議所も,佐世保へのIR誘致推進に取り組んできました。
 
 一方で,全国的に弁護士会(弁護士連合会)からは,国内へのIR誘致に対して懸念が示されており,IR誘致に対して一般的には消極的な姿勢です。
 具体的には,弁護士会としては,ギャンブル依存症の方が増えるのではないかという懸念や,多重債務者が増加するのではないかという懸念を抱いております。さらにいうと,ギャンブル依存症の方がもし増えてしまうと,犯罪増加も懸念されます。
 
 そのため,弁護士(法律事務所)である当事務所としては,仮に誘致活動が進む場合,弁護士会が懸念している問題に対してどのような対処がされるのかという点に注目しているところです。
 
 誘致活動の状況としては,2007年には西九州統合型リゾート研究会が発足し,その後ハウステンボス地域への誘致が推進されてきました。
 そして,2021年度(令和3年度)には,長崎県による事業者の公募が行われ,2021年8月30日には九州・長崎特定複合観光施設設置運営事業予定者としてCASINO AUSTRIA INTERNATIONAL JAPAN(「カジノオーストリア・ジャパン」)が決定したそうです。
 
 カジノオーストリア・ジャパンは,「東洋文化と西洋文化の融合」をIR設置のコンセプトとしているようです。
 そして地元の経済界からは,ハウステンボスとの調和を基に整備が行われる予定であること,佐世保を拠点とした西洋文化の発信が行われる予定であること,佐世保の新しい魅力創出につながると期待されること,IRの運営に必要な物資は地元調達100%を目指すとされていること,地域経済との連携や地元企業の取引拡大が図られること等,佐世保市の経済や文化の発展に効果を発揮するもの,ひいては長崎県の経済活性化が図られるものと期待されているようです。
 
 今後の進行については,長崎県とカジノオーストリア・インターナショナルにて,国への認定申請に向けた区域整備計画の作成が行われたり,地元の経済団体が長崎県が国からの認定を受けられるように関係機関を連携する等して区域整備計画が進められる予定です。
 
 当事務所としては,IRが誘致されることに伴う問題点等も適切に検討され,地域住民の皆様の意見も取り入れていただいた上で,全体的な検討が進められるよう,注目していきたいと考えております。

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