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弁護士の隣接士業の1つとして、「土地家屋調査士」という士業(職業)があります。一般市民にはなじみが薄いかもしれませんが、私たち弁護士にとっては、不動産問題の解決を図る際などに、不動産の査定をしてもらう場合など、非常に頼りになる存在です。
この土地家屋調査士という士業は、もちろん、誰でもなれるわけではありません。私たち弁護士は、「司法試験」という試験を突破しなければなりませんが、土地家屋調査士さんの場合は、「土地家屋調査士試験」という試験に合格する必要があります。
平成26年度も、土地家屋調査士試験が実施されました。具体的には、平成26年8月24日に筆記試験が行われ、平成26年11月20日に、口述試験が実施されたそうです。
そして、平成26年12月12日に、最終合格者が発表されました。
試験の結果は、法務省によると、出願者が5754名、受験者が4717名であったのに対し、合格者数が407名だったそうです。
そうすると、合格率はわずか約10%程度ですから、合格するのが難しい試験だといえそうです。
当事務所としては、日常の弁護士業務の中で、土地家屋調査士さんにお世話になることもありますので、長崎や佐世保で新たに業務を開始される土地家屋調査士の皆様については、応援したい気持ちでいっぱいです。
※土地家屋調査士試験を受験する場合は、法務局または地方法務局に出願書類を提出することとなっているようです。
※九州の法務局は、福岡法務局(福岡市中央区舞鶴3-9-15)、佐賀地方法務局(佐賀市城内2-10-20 佐賀合同庁舎)、長崎地方法務局(長崎市万才町8-16)、熊本地方法務局(熊本市中央区大江3-1-53熊本第2合同庁舎)などがあります。
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