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弁護士の進路先として,「国税審判官」というものがあります。国税審判官とは,税務行政部内における公正な第三者的機関として設置されている「国税不服審判所」の職員です。
国税審判官は,「弁護士,税理士,公認会計士,大学の教授・准教授の職にあった経歴を有する者で,国税に関する学識経験を有すること」等を条件に採用されます。
当職の身の回りでも,先輩弁護士や同期の弁護士・裁判官等が,国税審判官として働いています。
弁護士が国税審判官として採用された場合,特定任期付職員ということになり,任期があります。
採用形態は任期付職員法に基づく常勤職員の国家公務員としての採用で,待遇は,任期付職員法に基づき年収830万円程度から980万円程度が支給されるようです。なお,退職時には,国家公務員退職手当法に基づき,退職手当が支給されるとのことです。
この待遇にメリットを感じるかどうかは人それぞれなのでしょうが,国税審判官として高度に専門的な実務経験を学ぶことができるという点では何者にも代えがたいものだと思われます。その後弁護士に戻った際にも国税審判官時代の経験が役に立つことと思われます。
当事務所では随時弁護士を募集しておりますが,様々なバックグラウンドや実務経験を有する方に入所していただけたらなと思っています。
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