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当事務所では,裁判所をめぐる現状等を確認するために,毎年,「裁判所データブック」(法曹会出版,最高裁判所事務総局編)を購入しています。
今年も,2016年版が出版されましたので早速購入しました。
1 日本全体の法曹人口及び総人口の推移
同データブックによると,10年前の平成18年時点で,日本の総人口が1億2776万人であったのに対して,法曹人口は2万6182人,弁護士は2万2056人でした。
一方,平成28年時点では,日本の総人口が1億2711万人であるのに対して,法曹人口は4万2585人,弁護士は3万7722人です。
このように,10年前と比べると,日本の総人口はほとんど変わらない一方で,弁護士数は約1.7倍の人数に増加したこととなり,人口1人当たりの弁護士数が大幅に増えたと言えそうです。
※法曹:裁判官,検察官,弁護士
2 長崎県の弁護士数及び人口
同データブックによると,現在の長崎県の人口が約137万8000人であるのに対して,長崎県弁護士会に所属している弁護士の人数は156人であり,弁護士1人当たりの人口は8833人とのことです。
全国の都道府県別にみると,所属弁護士数は上から31番目,人口数は29番目,弁護士1人当たりの人口数は13番目ということになりそうです。
こうみると,長崎県は,全国的には人口と比べると弁護士数が比較的少ないということになるのかもしれません。
なお,長崎県より弁護士1人当たりの人口数が多い都道府県は,埼玉県,茨城県,栃木県,滋賀県,三重県,岐阜県,富山県,福島県,山形県,岩手県,秋田県,青森県と,西日本より東日本の都道府県ばかりでした。
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