長崎県では，過去に諫早水害や長崎大水害などの大規模の災害が発生しました｡また，長崎県では，平成6年や平成7年などに水不足に悩まされました｡
　山がちで平地が少ない長崎県の地理の特性上，長崎の河川の多くについて傾斜が急だということが大きな要因のひとつとして，このような災害や水不足につながっています｡
　そこで，長崎県としては，様々な治水計画を立てているのですが，現在力を入れているのが，｢石木ﾀﾞﾑ｣の建設です｡
　石木ﾀﾞﾑは，当事務所も所在する長崎県の県北地域，東彼杵郡川棚町に建設予定です｡
　過去に大雨による浸水などが発生している川棚川に関する治水計画という目的と，県北地域の発展のため，2016年4月に中核市となった佐世保市への安定的な水の供給というのも目的のひとつとなっています｡