竹口・堀法律事務所


法律用語集


ヘイトスピーチ


ヘイトスピーチ」(憎悪表現)とは、特定の人種や民族的少数者、外国籍市民らマイノリティーに対する差別や憎悪感情を煽るような言動である。
 例えば、最近では、「在日特権を許さない市民の会(在特会)」による街宣活動などが社会問題となった。
 ヘイトスピーチについては、表現の自由(憲法第21条)としてどの範囲まで許容されるかという問題があり、現在、ヘイトスピーチを制限しようという動きが出ている。
 平成26年11月現在では、超党派の議員連盟により「人種差別撤廃基本法案(仮称)」が国会に提出される予定である。
 なお、ヘイトスピーチ規制慎重派は、「ヘイトスピーチは表現の自由の問題なので、法により規制すべきではなく、あくまで、対抗言論、すなわち表現の自由市場の中で解決されるべき問題である」という立場をとる。
 ヘイトスピーチについては、沖縄などでも問題となっており、当事務所の弁護士が所属する九州弁護士会連合会(九弁連)の人権擁護委員会や日弁連(日本弁護士会連合会)でも、ヘイトスピーチの問題について議論されている。 

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