先日,
佐世保市内の某小学校へスクールロイヤーとして講演会に行ってきました
長崎県で初のスクールロイヤー制度を導入し,この度,当事務所の代表弁護士竹口将太が選任されました
現時点で,何もかもが初めてで,手探りの中,どのようにして
佐世保市内の小学校・中学校へ関わり,どうあるべきなのかまだまだ模索中ではありますが,
弁護しとして,
佐世保市のスクールロイヤーに選ばれたからには,精一杯頑張って行きますので,よろしくお願いいたします。
さて,今回は2度目のスクールロイヤーとして伺った学校は先生方もとても気さくで,講演中に熱心に質問をしてくださったりと
とても地域に密接した学校だなと感じました
講演前にHPを確認したり,どのような特色のある学校なのかお会いするのがとても楽しみでした
残念ながら生徒の方々は下校されていたのですが,入り口から既に歓迎ムードでとても嬉しかったです
今回の講演内容は「いじめ・苦情対応に関する事例等」をテーマとした事例を講演内容として行いました。
まず,いじめ問題としていじめ防止対策推進法による定義をはじめとし,いじめに該当する場合の法的効果等,
いじめの程度や対応,事例を確認しながらの質疑応答などを主にさせていただきました。
この日は職員会議もあっており,その中で学校側として,先生として,どのように対応をするべきか,
子どもに対して,一生徒として,どのように対応していくべきなのかをとても考えられていました
事例をあげて説明していくうちに,よくある光景の中で見つける「いじめ」について,どう判断するのか
難しい場合に,どのように考えて,先ずはどう行動するべきなのか,教頭先生の司会の中でもとても判断が難しいという内容でした。
そんな中で,まずは一人で判断をせずに先生方の中でも,できるだけ認識をして確認しあう事を怠らない。
少しでも判断に悩んだら,教頭先生をはじめ校長先生に相談していくことを軸に「いじめ」に該当するリスクを教員が意識することで
少しでも遅れのない判断を行うことが大事だと思いました
よくある「プロレスごっこ」もその中の一つとして挙げられ,先生方の中で討論をしながら弁護士に確認するなど,
まずは始まる前に気が付くこと,万が一見逃してしまった場合のスクールロイヤーへの相談など,
いかにしてスクールロイヤー制度を活用していくかが鍵となります。
また,保護者への対応等もその一つであり,初期対応,事実関係の確認,実際の事例を基に考えていきました
いじめや虐待など法的助言を行い,手助けしていく事がスクールロイヤーとしての一例にしか過ぎませんが,
いじめが犯罪になるものを防ぐため,少しでも沢山の子供たち,教職員の方々の力になるため,
スクールロイヤーとして今後も様々な角度から頑張って行きたいと考えております
教育現場の専門職に少しでも近づけるよう,役割分担や中立性のある課題を意識して今後も
佐世保市のスクールロイヤーとして
様々な関係各所と連携していきたいと考えておりますので,講演に関わらず何か困りごとがありましたら,悩まずにまずはご相談ください。
今回,このような貴重な場を設けていただき,ありがとうございました。
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