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家事事件に関する日弁連の取り組み

1 はじめに
 日弁連では,以下のとおり,家事について様々な取組をしています。
 具体的には,①相続に関する取り組み,②戸籍に関する取り組み,③国際裁判管轄に関する取り組み,④親子関係に関する取り組み等です。
 

2 ①相続に関する取り組み
 相続については,近年,非嫡出子の相続分を嫡出子の相続分の2分の1とする民法の規定が違憲である旨の判断がなされ,実際に,民法の該当部分が削除されました。
 そこで,日弁連では,今後の問題として,相続面においてより配偶者を配慮した相続法制にすべきではないかとか(居住権確保等),寄与分制度や遺留分制度の見直し等が検討されています。
 

3 ②戸籍に関する取り組み
 マイナンバー制度の導入に伴い,戸籍との関わりやこれからの戸籍制度の在り方等について,各種の議論がなされています。
 

4 ③国際裁判管轄
 近年,国際裁判管轄に関する法律が改正されたことに伴い,様々な検討がなされています。


5 ④親子関係に関する取り組み
 親子関係についても,DNA鑑定の結果が民法上の親子関係の判断に必ずしも影響しない旨の裁判所の判断を踏まえて,最先端の技術と子の福祉をどのように考えるか等,いろいろな議論がされています。
 例えば,代理出産等の生殖補助医療等についての議論などがなされています。 


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